急性期〜維持期まで、全般的に行われています。
ADL練習はある場所まで移動することと、その場所で何かをすることの2つに大きく分かれます。
移動動作を治療の対象とし、関節の運動、筋力、体力(持久力)など運動そのものを手段として用います。
起居動作と車椅子などへの移乗動作、また歩行練習を並行的に練習していきます。
移動動作とは
起居動作
・寝返り
・起き上がり
・立ち上がり
・座る
・立つ
と、歩行のことです。
指や肘、肩などの上肢の様々な動き、上肢が動く時の体幹や骨盤の動きまで注意を払いながら、セルフケアを治療の主な対称とし、動作(セルフケアそのものや、手芸なども)を治療の手段として用いていきます。
また、どうしても手が以前のような動きを取り戻せない場合、利き手交換練習も行っていきます。
退院前には、自宅環境を想定した練習にも取り組んでいます。
セルフケアとは
・更衣
・食事
・入浴
・排泄
・整容
の基本的な5つのADLのことです。